新しい時代へ

新しい時代の始まりは
洗いたての洗濯物のような
さっぱりとした気持ちです

この時代に
沢山の人が
愛を感じて
温かな気持ちに
なれますよう

大きな幸せは大歓迎
だけれど
小さな小さな幸せを
感じられる

軽やかで
柔らかな心でありますよう

Spring breeze

さっき頬を撫でた風は
少し前は
誰かの指先を
髪を撫でていた

目を細めて
吹き抜ける春風を
身体で感じます

巡り巡って
季節が繰り返す
戻ることのない
一度限りのこの季節よ

目の前に
繰り広げられている
春の舞台を

心ゆくまで
楽しむのが
私の役目です

Wild flowers

子供の頃から
野に咲く花が好きでした

小さな花びらを広げて
仲間同士
仲良く居心地良さそうに

ともすると
人の目に触れることなく
命を終える

そんな姿が美しくて
潔くて

上を見るのもいいけれど
たまには足元を見てみよう

たくさんの
儚くも優しい花が
こちらを見ているはず

fuku & chacha

あなたたちから
どれだけの癒しをもらっただろう

ただ姿を見るだけで
微笑みを
温かな気持ちをくれていた

居てくれるだけで
それだけで十分

そっと寄り添うということを
教えてくれた

2つの大きな存在に
ありがとう

何となく

何となく
という言葉が好きです

どっちつかずのようで
はっきりしない
だけど
心が確かに反応している
確かで強い言葉が
ついて来ないだけ

気がつかないふりをすれば
すぐにでも
なくなって
消えてしまうような

赤ちゃんの掌の
一握りのような小さな感情

心の鈴がリンと
鳴るような

ただ
何となく
一緒にいると
心が安らぐ

何となく
一緒にいたいね

そんな
理由のつけられない
愛すべき感覚を
表す言葉

Signs of spring

春の訪れを
心待ちにしつつ

一雨ごとに
春が近くなるのを感じています

雨に濡れた花は
冷たい雨に
泣いているようにも見えて

早く暖かくなるといいね

春になったら
何をしようか
ワクワクすることを

寒さの中にも
春への希望を
心に秘めながら

この瞬間を
味わっています

言葉のチカラ

自分の写真に
自信をなくしていたときに
友人からのメッセージ

私の撮る写真が好きだと

ふと
美しいなと
目を留める

枯れているけど
寒空に凛と
上を向く紫陽花

あなたの季節は
去ったように見えるけど
こうして
端のほうで
空を仰いで
なんとも
生命の逞しいこと

これからも
自分の目と心を信じて
写真を撮り続けよう

そんな友人が
ずっと好きでいてくれるような
一枚を