紫陽花に思うこと

繊細な彩りのグラデーション
刻々と変化する
優しい色合いを
ずっと見ていたい

彩りの変化は
さらさらと流れる
水の流れのようでもあり

空に向かって高く昇る
音楽のようでもあり

心地よく頬を撫でる
そよ風のようでもあり

自然の
ほんの一部でしかない私たちは
年月を重ね
こうして生きています

時の流れとともに
変化するものを受け止めて

時には美しく
時には切なく

沢山の想いと
願いと
確かな希望を抱きながら

GIFT

目の前にやってくる
全てのことは
贈り物

楽しくてしょうがないことも
辛くて悲しく感じることも

その先には

経験や
心の深みがあって
人生に新しい色を
加えてくれる

カラフルな生き方も
奥深いグラデーションのある生き方も
それはそれで大歓迎

贈り物の
リボンを
解いてゆこう

新しい時代へ

新しい時代の始まりは
洗いたての洗濯物のような
さっぱりとした気持ちです

この時代に
沢山の人が
愛を感じて
温かな気持ちに
なれますよう

大きな幸せは大歓迎
だけれど
小さな小さな幸せを
感じられる

軽やかで
柔らかな心でありますよう

Spring breeze

さっき頬を撫でた風は
少し前は
誰かの指先を
髪を撫でていた

目を細めて
吹き抜ける春風を
身体で感じます

巡り巡って
季節が繰り返す
戻ることのない
一度限りのこの季節よ

目の前に
繰り広げられている
春の舞台を

心ゆくまで
楽しむのが
私の役目です