金継ぎ

落として欠けてしまった陶器に
金の筋がきらりと光る

割れてしまったかけらを
もう一度
結ぶという作業

元通りになった姿は
痛々しくはなくて

更に神々しく
重みを増して
存在を際立たせている

まるで人の生き方のように

金の傷の数だけ
美しい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です