桜の花びら

サクラ、サクラ、サクラ
この季節がやってきました

「想い」を形にすると
花びらのように
なるのではないかと想像します

咲いては
風に吹かれて舞い上がり
土に還って
巡り巡ってまた花開く

見る人の心を研ぎ澄ます
年齢の数だけ見てきた花

空を舞う

最近どうしているかな
そう思っていた人から連絡がくる

誰かをふと思い出すとき
その人のイメージが
電波のように飛んできます

目には見えない想いの交信

どれほどの心の電波が
この空を舞い
誰かに届いていることでしょう

人の輪

気がつけば
同じような感覚を持った人たちと
一緒に歩いている

生きるうえで
大切にしているものが
少し似ている集合体

ゆるい磁力のようにやんわりと
だけど確実に引き合い
それが人と人とを繋げています

傘の記憶

今日は1日雨降り
花冷えの雨、恵みの雨

小学生の頃
祖父にこんな傘を買ってきてほしいと
お願いしたことがあります

頭に浮かんだイメージをそのままに
紙に描いたピンク色の傘

祖父がその通りの
傘を買ってきてくれました

それはそれは
優しい祖父と傘の記憶です