好きな詩について

茨木のり子さんの「汲む」
という詩が好きです

学生の頃
日記帳に書き写しては
読み返していた日々

そして最近
詩の内容と重なるような
戒めの出来事が

ふと思い出す、ということに
偶然はなく
起こるべくして起こっていると
感じるようになりました

立ち返り
反省し
また前に進もうと思うのです

偶然と必然と

どんよりした空を眺めた後
パンジーについた雨粒に
目がいきました

地面に落ちていたら
見えなかった雨水の粒

こうして
なんとなく出合うこと

たまたま同じ道を通った
友人と出くわしたりすることも

一つ一つが
緻密な条件のもとに
成り立っているような
そんな気がしたのです

変化、進化

学生の頃に気に入っていた香り
今となっては
不思議としっくりこないという事も

気がつけば
ツツジが沢山の花をつけていて
下を見れば
黄色や紫の小さな花々
木々の枝葉の成長も止まりません

ゆっくりと
変化してゆく自然と同じように

ゆっくりと
人も変わってゆくのだと

変化することは
進化することなのでしょう