その裏側に

庭木に虫がついてしまって
恐る恐る枝葉を切っていたら
近所の人に
声を掛けられました

以前植木に携わっていたので
お手伝いしますよ、と

一見マイナスに思える入り口が
嬉しい出口に繋がっていた

憂鬱な出来事の
見方が変わった瞬間でした

そろそろ

この花の季節です
無償の愛、というものを
教えてくれた祖母を思う花

彼女の在り方がそうでした

幸せになってほしい、
心からそう思える人がいます
切に願うほど

近しい人の幸せは
自分の幸せでもあるから
その人は自分なんだと

自分の目という
心のフィルターを通して見る
相手の見え方は
まさに自分の心の状態そのもの

みんなが自分だと
みんなが思えたら素晴らしい

1番も、2番もなく

いちばん大切なもの
いちばん好きな人
以前は順位をつけることが
ありました

その対象に向かう
気持ちは全く違うものなのに
何を基準に
判断していたのでしょう

思いの深さ
感情の広がり
琴線に触れるところ
ひとつも同じものはありません

唯一無二の湧き出る感情を
大事に受け止めよう

沢山の好きがあるって
いいことです

好きな詩について

茨木のり子さんの「汲む」
という詩が好きです

学生の頃
日記帳に書き写しては
読み返していた日々

そして最近
詩の内容と重なるような
戒めの出来事が

ふと思い出す、ということに
偶然はなく
起こるべくして起こっていると
感じるようになりました

立ち返り
反省し
また前に進もうと思うのです