もっと近くに
来てくれればいいのに
寄ってみると遠ざかる
距離のバランスについて
考えさせてくれる
私の師匠
for YOU and your beautiful day
もっと近くに
来てくれればいいのに
寄ってみると遠ざかる
距離のバランスについて
考えさせてくれる
私の師匠
庭木に虫がついてしまって
恐る恐る枝葉を切っていたら
近所の人に
声を掛けられました
以前植木に携わっていたので
お手伝いしますよ、と
一見マイナスに思える入り口が
嬉しい出口に繋がっていた
憂鬱な出来事の
見方が変わった瞬間でした
あれから何度目かの夏が
やってきました
そして、これからも何度も
季節が巡ってゆくことでしょう
同じ空の下
あなたもどこかで紫陽花を
見ているのかな
この花の季節です
無償の愛、というものを
教えてくれた祖母を思う花
彼女の在り方がそうでした
幸せになってほしい、
心からそう思える人がいます
切に願うほど
近しい人の幸せは
自分の幸せでもあるから
その人は自分なんだと
自分の目という
心のフィルターを通して見る
相手の見え方は
まさに自分の心の状態そのもの
みんなが自分だと
みんなが思えたら素晴らしい
花火を見ながら
花火と同じくらい
いや
もっともっと
大切な事に気がついた
ある夏の瞬間に
いちばん大切なもの
いちばん好きな人
以前は順位をつけることが
ありました
その対象に向かう
気持ちは全く違うものなのに
何を基準に
判断していたのでしょう
思いの深さ
感情の広がり
琴線に触れるところ
ひとつも同じものはありません
唯一無二の湧き出る感情を
大事に受け止めよう
沢山の好きがあるって
いいことです
茨木のり子さんの「汲む」
という詩が好きです
学生の頃
日記帳に書き写しては
読み返していた日々
そして最近
詩の内容と重なるような
戒めの出来事が
ふと思い出す、ということに
偶然はなく
起こるべくして起こっていると
感じるようになりました
立ち返り
反省し
また前に進もうと思うのです
「臨機応変」
という言葉に憧れを感じます
柔らかな考え
柔らかな心
枠にはまらず
心自由に、伸びやかに
快い方へ
花が落ちて
地面に花が咲く
美しさの在り方は様々で
きっと終わりはないはず
忘れていることがあります
この前は誰とここに来たかな
その前の前は?
その時並んで歩いていた人を
思い出しながら
この道が紫陽花で華やぐ頃
また誰かと訪れることでしょう
思い出が
どんどん積まれてゆく
全ての瞬間を
覚えていたいけれど